政府、中国人ビザ要件さらに緩和、数次の期間延長など
外務省は4月30日、訪日中国人旅行者のさらなる取り込みに向け、数次ビザの有効期間の延長や、大学生などのビザ取得要件の緩和などを実施することを発表した。措置の詳細や運用開始時期については検討中。同日には北京を訪問中の外務大臣の岸田文雄氏が中国政府に伝達し、外交部長の王毅氏は歓迎の意を示したという。
具体的には商用目的の旅行者や文化人および知識人の数次ビザ申請者について、ビザの有効期間を現行の最長5年から最長10年に延長。発給要件についても一部を緩和する。また、中国政府が管理する高等教育機関75校の学生と、卒業後3年以内の卒業生に対する一次ビザの申請手続を簡素化する。