首都圏客急増も関西が基盤 山代温泉観光協会が商談会/石川

 石川県の山代温泉観光協会(萬谷正幸会長=瑠璃光)は7月7日、大阪市北区の大阪第一ホテルで旅行会社を招いて観光商談会を開き、関係者40人が出席した。

 萬谷会長は北陸新幹線金沢開業以降、同温泉の4-6月の宿泊客数は前年比15%増で「その数字のほとんどが首都圏から。今年に入ってトータルで3倍増になっている」と報告した。

 その一方で、萬谷会長は「山代温泉のマーケットは関西があってこそ。肝心な関西からの比率が減っては大変なことになる」と強調。「北陸は首都圏客が一杯で、部屋が取れないので敬遠するという声を聞くが、そんなことはない」「まち歩きツアーの実施、白山スーパー林道が白山白川郷ホワイトロードに呼び名を変えるなど、北陸観光は変化している。これまで以上に山代温泉への送客をお願いしたい」と話した。

 このあと「レディ・カガとあるく湯の曲輪(がわ)さんぽ」「北大路魯山人来訪100周年魯山人の足跡めぐり」などの散策ガイドツアーや、12月31日まで実施する加賀四湯博の一環で行う加賀温泉郷フェスタや加賀温泉お薬師めぐり、やましろスイーツ食べ歩きクーポン、総湯・古総湯について説明した。

 参加した各旅館の代表が旅行会社に向けて施設の魅力をアピールし、交流を深めた。

 (15/08/03)



情報提供:トラベルニュース社