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国内宿泊数、14年は1.6%増の4.7億人泊、外国人は3割増

  • 2015年7月2日

 観光庁がこのほど取りまとめた2014年の宿泊旅行統計調査で、延べ宿泊者数は前年比1.6%増の4億7350万人泊となった。このうち日本人は4億2868万人泊で前年比0.9%減と微減。一方、外国人宿泊者数は33.8%増の4482万人泊と大幅に増加した。

 都道府県別で見ると、最も多かったのは東京都で5426万人泊。次いで北海道が3098万人泊、大阪府が2837万人泊、千葉県が2120万人泊となった。伸び率では徳島県が27.1%増で1位。そのほか大阪府が18.8%増、福井県が16.6%増、神奈川県が14.0%増、滋賀県が13.6%増となり、5府県が前年から2桁増となった。一方、京都府と鳥取県は2桁減となり、それぞれ15.4%減、14.0%減となった。

 外国人宿泊者については、1位は東京都で1320万人泊、2位は大阪府で620万人泊、3位が北海道で389万人泊となった。伸び率では、山梨県が92.8%増と最も増加。次いで滋賀県が75.0%増、佐賀県が63.7%増、沖縄県が60.5%増となり、43都道府県が前年を上回る結果となった。一方、奈良県は11.7%減、栃木県は10.9%減、愛媛県は4.3%減、大分県は2.3%減となり、それぞれ前年を下回った。

 外国人宿泊者数を国籍別で見ると、台湾が28.4%増の794万人泊、中国が88.0%増の780万人泊、韓国が14.8%増の434万人泊となり、上位3位をアジア圏が占めた。以下はアメリカが10.2%増の319万人泊、香港が24.7%増の318万人泊、タイが40.1%増の200万人泊などとなった。