成田、4月国際線旅客数は7%増-外国人が日本人を上回る

  • 2015年5月28日

 成田国際空港(NAA)によると、2015年4月の国際線旅客数(速報値)は前年比7.1%増の250万359人となり、13ヶ月ぶりに前年を上回った。日本人旅客数は6.0%減の87万5521人と引き続き減少。外国人旅客数は26.5%増の125万8652人で日本人旅客数を上回り、開港以来過去最高となった。

 NAAによると、外国人旅客が日本人を上回ったのは2014年4月に続き今回で2回目。日本人が円安基調の継続などで減少したのに対し、外国人は円安がプラスに働くとともに、消費税免税制度の拡充や花見需要による訪日旅客の増加などが奏功した。なお、通過客は10.2%減の36万6186人だった。

 国際線旅客便の発着回数は0.7%増の1万2500回で10ヶ月ぶりの前年超え。4月単月として過去最高を記録した。NAAによると、タイガーエア台湾(IT)やエチオピア航空(ET)の新規就航などが増加の要因だという。

 なお、国内線の詳細は別途記載(下記関連記事)。