ロングステイ希望国、1位は9年連続マレーシア-国内は8年連続沖縄

  • 2015年5月27日

 ロングステイ財団がこのほど発表した「ロングステイに関する意識調査」で、ロングステイをしたい希望国の1位は9年連続でマレーシアとなった。同調査は2014年4月から2015年3月まで、財団が主催または後援したイベントやセミナーで参加者に対しおこなったアンケートを集計したもの。有効回答数は3575枚。

 同財団によると、マレーシアは最長10年間の滞在が可能で、期間中何度でも出入国できるビザ制度「マレーシア・マイセカンドホーム・プログラム(MM2H)」があることや、気候、治安、医療水準の高さなどが評価されているという。

 2位には4年連続でタイがランクイン。財団によると、政情が安定したことやLCC路線の充実などが要因で、今後ニーズが高まるとの見通しだ。このほか、2013年に9位だったカナダは5位に上昇している。

 また、ロングステイをしたい都道府県では沖縄県が8年連続1位に選ばれた。これは、同財団がおこなった、全国の不特定多数の1060名に対する調査によるもの。2位は北海道、3位は京都府、4位は長野県、5位は東京都と3年連続同じ結果となった。ロングステイ財団によると、気候、交通や滞在施設、買い物の利便性といった環境の良さ、その地域が好きなことなどが選ばれる要因。沖縄の場合は年間を通じて温暖な気候で、豊富な自然があり、コンドミニアムやサービスアパートメント、リゾート型ホテルなどさまざまな種類の宿泊施設が充実していることなどが理由としてあげられるという。

 なお、同財団では国内ロングステイについて「日本国内のほかの地域で比較的長く、あるいは繰り返し滞在し、地域文化とのふれあいや住民との交流を深めながら滞在するライフスタイル」で、滞在期間は1週間以上と定義している。


▽ロングステイに関する意識調査

・ロングステイをしたい希望国(カッコ内は昨年の順位)
1位(1) マレーシア
2位(2) タイ
3位(3) ハワイ
4位(4) オーストラリア
5位(9) カナダ
6位(5) ニュージーランド
7位(7) シンガポール
8位(8) アメリカ本土
9位(6) フィリピン
10位(10) インドネシア

・ロングステイをしたい都道府県(カッコ内は昨年の順位)
1位(1) 沖縄県
2位(2) 北海道
3位(3) 京都府
4位(4) 長野県
5位(5) 東京都
6位(7) 福岡県
7位(9) 静岡県
8位(6) 神奈川県
9位(10) 宮崎県
10位(8) 鹿児島県