クラブツーリズム、デイサービス6軒目、三鷹に開業
クラブツーリズムグループのクラブツーリズム・ライフケアサービスはこのほど、6軒目となる通所介護施設「まごころ倶楽部 三鷹」を開設した。クラブツーリズム・ライフケアサービスは、デイサービスも「日帰り旅行」と捉え、旅行会社であるクラブツーリズムのホスピタリティなどを活用した事業を展開している。
施設内では、囲碁や将棋、麻雀、手工芸、書道、社交ダンスなどをクラブ活動のようなアクティビティとして提供。アクティビティは、利用者の希望を聞きながら内容を企画していくという。
また、春夏に1回ずつ、希望者を対象にクラブツーリズムが日帰りバスツアーを実施。行き先は、利用者の希望の中から車椅子でも問題なく観光可能か、買い物や食事が楽しめるかといった点を事前に確認。デイサービス利用者の家族も参加可能としている。
また、ツアーには、クラブツーリズムのサポートスタッフ「トラベルサポーター」が同行して、利用者約1.5人に1人の割合でスタッフを配置する。トラベルサポーターは、主にクラブツーリズムの会員の中から介護などに関する一定の資格を持つ顧客に依頼をするもの。トラベルサポーターは、買い物や散策など外出支援もおこなう。
このほか、実際の旅行に出るには体力が十分ではない利用者にも、国内旅行をしたような気分になれる映像の放映や、各地の名産品を食べる機会を提供する「旅イベント」なども実施する。
なお、まごころ倶楽部は現在都内のみに施設を構えており、今後の他道府県への展開は未定だが、クラブツーリズム広報担当によると、まずは既存施設の周辺から増やしていく可能性が高いという。