日系2社、2月国際線旅客は13.5%増-ともにアジアが好調
日本航空(JL)と全日空(NH)の2015年2月の運航実績で、2社合計の国際線旅客数は前年比13.5%増の121万6892人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は10.1%増、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は10.2%増となり、利用率は0.1ポイント増の74.2%と微増した。
2社を比較すると、旅客数はJLが5.5%増の62万9910人、NHは23.7%増の58万6982人。JLはASKが3.9%増、RPKは3.7%増で、利用率は0.2ポイント減の77.6%となった一方、NHはASKが16.8%増、RPKが18.0%増で、利用率は0.7ポイント増の71.0%と増加した。
方面別では、JLの旅客数は中国が26.6%増と最も成長率が大きく、次いで東南アジアが11.9%増、太平洋が2.0%増となった。利用率を見ると、グアムが88.6%と1位で、前年から7.0ポイント増と最も伸長した。そのほか、東南アジアが3.0ポイント増の77.8%、オセアニアが0.1ポイント増の86.6%と改善した。
NHの旅客数はアジアが29.5%増の41万9281人、欧州が17.5%増の5万1439人、北米・ホノルルが8.4%増の11万6262人と全方面で前年から増加。ただし、利用率はアジアが7.7ポイント増の77.0%と伸長した一方、欧州は10.5ポイント減の65.0%、北米・ホノルルは1.4ポイント減の67.8%となった。