日空ビル、15年度中間期は売上13.5%増、利益も大幅増に

  • 2014年11月10日

 日本空港ビルデングの2015年3月期第2四半期累計期間(2014年4月1日~9月30日)の連結業績で、売上高は前年比13.5%増の823億1400万円、営業利益は65.4%増の50億3500万円、経常利益は90.3%増の61億9300万円、四半期純利益は109.5%増の39億4000万円となった。

 期間中の羽田空港における航空旅客数は、国際線の増枠もあって国内線、国際線ともに増加。免税店などを運営する関西空港でも増便などにより前年を上回った。

 日本空港ビルデングとしては、羽田空港での国際線旅客ターミナルビル拡張に合わせた免税店の運営や施設維持管理の業務受託の拡充などにより収益性を向上。また9月には「ロイヤルパークホテル ザ 羽田」も開業した。

 さらに、内際乗り継ぎ施設の整備や保安検査場通過後のゲートラウンジ内で利用できる専用カートの導入などをおこなった。また、第2旅客ターミナルに「イセタン羽田ストア(メンズ)」2号店、第1旅客ターミナルに「イセタン羽田ストア(レディス)」も開業。免税事業でも旅客数の伸びを上回る大幅な増収を実現したという。

 なお、セグメント別の業績では、施設管理運営業は営業収益が9.3%増の250億3100万円、営業利益が71.5%増の32億4900万円、免税店など物品販売業は営業収益が17.9%増の507億7900万円、営業利益が29.1%増の39億1800万円、飲食業は営業収益が1.2%増の90億6900万円、営業利益が68.2%減の5500万円であった。