カナダが日本特化で大型商談会-航空座席増で市場活性化に期待
朝ドラ効果で知名度向上
日本/カナダ間の座席増で取り組み強化
アルバータ、新素材の提案で冬の需要喚起へ
アルバータ州観光公社では、「自分に戻る瞬間(remember to breathe)」ブランディングを継続。エア・カナダ(AC)の成田/カルガリー線直行便をアピールするとともに、カナディアン・ロッキーを中心とした大自然や温泉、世界遺産や「カルガリー・スタンピード」をはじめとする歴史などをアピール。新しいプロダクトとして日本語ガイドもある「アイスフィールド・スカイウォーク」を紹介した。
また、「冬の達人キャンペーン」で一番人気だったチュービングをはじめとする冬のアクティビティを提案していくことで、冬の需要喚起を強化していく。このほか、新しい素材として、バンフから2時間半ほどのところにあるアブラハム湖を紹介。12月から3月頃までの冬シーズンは、地中から湧き出るガスが湖面とともに凍結し、アイスバブルとして摩訶不思議な光景が広がる。アルバータ州観光公社市場開発担当ディレクターの小西美砂江氏は「第2のウユニ湖になりえる素材」とアピールし、積極的に紹介していく考えを示した。
オンタリオ、セントラル・カウンティーズが初参加、トロント郊外を訴求
オンタリオ州観光局日本事務所アカウント・マネージャーの田中恵美氏は、オンタリオ州の魅力として、安心・安全、大自然と大都会、多国籍な人々との交流、カナダの歴史発見、四季が楽しめる観光スポット、デイリー運航の羽田/トロント線をキーワードとして挙げた。特にACによる羽田線に言及。「地方からの乗り継ぎ需要やファーストタイマー需要に期待している」と話した。
また、トロント国際空港とダウンタウンのユニオンステーションを結ぶUPエキスプレスが来春開通することも紹介。これを利用すると、空港/ダウンタウン間が25分で結ばれることから「特にFITにとっては利便性が高まる」と期待を示した。
今回のフォーカス・カナダ・ジャパンには、トロント郊外のセントラル・カウンティーズ観光局も初めて参加。気軽に自然が触れられることから、トロントでの都市滞在とのコンビネーションをアピールした。このほか、「霧の乙女号」に代わって新たにナイアガラの滝クルーズを催行する「ホーンブロワー・ナイアガラ・クルーズ」も参加。花火クルーズなど豊富なプログラムを紹介した。