GWは台湾が人気1位、JATA会員調査-長距離、高単価商品も
日本旅行業協会(JATA)がこのほどゴールデンウィーク(GW)の人気方面について会員会社社員366名を対象にアンケート調査をおこなったところ、1位には台湾が入った。調査は351社で営業や企画、カウンターなどを担当する366名に51方面を提示し、好調な方面について複数選択で回答を得たもの。
台湾については124人が選択。シニアや夫婦を中心に観光付きのツアーが人気という。2位は117人のハワイで、ファミリーなどの滞在型ツアーが順調との回答だ。3位以下はシンガポール、ベトナム、グアム、イタリア、香港、フランス、米国本土、インドネシアとなった。(詳細下表)
また、JATAでは会員の大手ホールセラーを対象に販売動向も調査。3月上旬の時点での予約状況を前年比で比較すると、日並びの悪さからか全体は14%減と低調な推移。特にGW前半が連休としにくいため、短距離方面が中心となり、方面別では台湾が2.3%増、香港・マカオが1.6%増などと前年を上回っている。
ただし、羽田の発着枠拡大で羽田発のカナダや欧州などの商品は伸びているという報告や、ビジネスクラスやデラックスホテルを利用するツアーがシニアを中心として好調という声も寄せられた。このほか、アイスランドを含めた北欧旅行の増加や、今後の間際予約が見込める指摘もあったという。
※調査結果の詳細は次ページに表を掲載
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