スカイマークがA330公開、5月末に羽田/福岡線へ-国際線は年末、A380で

  • 2014年3月9日

▽シートピッチは96.5センチ-ミニスカートの特製制服も

就航から半年間の期間限定でミニスカートの制服を着用する  A330型機のシートは、全席シートピッチや足元が広いプレミアムシート「グリーンシート」を投入。2クラス制はコストが高くなるため1クラス制を採用し、売りやすさも考えたという。シートピッチは38インチ(約96.5センチメートル)、シート横幅は21インチ(約53.3センチメートル)。リクライニングも従来よりも3度深い。また、フットレスト、ヘッドレスト、コンセントも完備。フードトレイやカクテル用のミニテーブルも設けた。

 さらに、BCはA330型機導入の一環として、スカイブルーを基調としたミニスカートのキャンペーン制服を採用。スカーフにはシンボルマークの星を配した。制服により、スカイマーク(BC)の若く元気なイメージをアピールしたい考え。A330型機導入路線で、それぞれ半年間の期間限定で使用する予定だ。


▽国際線はクリスマス就航めざす、A380で成田/ニューヨーク線

BC代表取締役社長の西久保愼一氏 また、西久保氏は国際線についても言及。今年中に受領する予定のエアバスA380型機で成田/ニューヨーク線に就航すると話した。同氏はA380受領の日程が確定していないためスケジュールは未定としながらも、「何とかクリスマスまでに定期便を就航したい」考えを示した。4月1日にはニューヨーク支店を開設し、就航に向けて準備を進めていく。当初はA380型機2機で週4便、5便で運航し、デイリー化へとつなげていく予定だ。

 国際線はA380型機で運航する考えで、A330型機は現在の計画では国内線で活用する予定。西久保氏は国際線の短・中距離路線はLCCを初めとした競合が多く、座席が供給過多になっていると指摘。「国際線は長距離だけが狙い目」とし、長距離路線に就航していく方針を示した

 A380型機は2クラス制を予定。Wi-fiサービスの導入は検討中とした。詳細は5月中に発表予定だ。