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LX、航空自由化も路線増は慎重-16年の機材大型化見込み

  • 2014年2月9日

国交150周年、航空自由化で記念式典開催

オープンスカイ後の初便、LX161便。計208名の搭乗者には国交樹立150周年記念仕様のキットカットとメッセージカードが配布された スイス・インターナショナル・エアラインズ(LX)は2月7日、日本とスイスの国交樹立150周年とオープンスカイ協定の発効を記念し、成田で記念式典を開催した。登壇したLX日本・韓国支社長の岡部昇氏は「オープンスカイの発効は両国の航空輸送に多大な貢献をするものと信じている」とし、「パートナーの全日空(NH)とともに、より一層、安全運航と質の高いサービスに努める」と意気込みを語った。

 ただし、オープンスカイに伴う新規路線や増便に対しては、機材繰りの関係や、早ければ2016年に予定されている機材の大型化などを踏まえ「すぐに便を増やすのは難しく、何年かがかりのプラン」と慎重な姿勢を示した。

(上段左から2番目)LX日本・韓国支社長の岡部昇氏、(4番目)LX国際線旅客事業担当副社長のアーブドゥ・フォン・ツァー・ミューレン氏(クリックで拡大) LXでは機材の刷新計画を進めており、現在活用中のエアバスA340-300型機に代わり、ボーイングB777-300ER型機を発注。2016年から順次導入する予定で、最有力候補として成田/チューリッヒ線があがっている。岡部氏はB777-300ER型機が成田線に導入されれば約100席提供座席数が増えると説明。こうした状況を踏まえ「1、2年の日本経済や旅行需要を見極めつつ、(オープンスカイに)対応していきたい」と語った。

 今後は成田の増便検討や、航空交渉次第ではあるが、羽田就航についても視野に入れていく必要があるとの考え。また、地方路線開設については「(地方発で)どれだけ収益が確保できるかを研究しないと難しい」と慎重な見方を示した。

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共同事業でビジネス需要増に期待、NH羽田線はコードシェア予定なし