アジア太平洋の人気渡航先、日本が1位に-旅行回数は年4.7回

  • 2014年1月30日

▽日本からの旅行先はハワイ含む米国人気、宿泊予算は円建てで8%増に

 日本の回答者のみに注目すると、2014年に訪れたい旅行先はハワイを含めた米国が36.4%で人気。次いで日本国内が31.0%、スペインが22.8%、イタリアが21.8%、台湾が20.9%などで続いた。再訪したい国・地域も、上位2位は米国が51.3%、日本国内が27.4%で入った。3位以下は台湾が25.3%、タイが24.7%となったほか、韓国も需要低迷が指摘されているものの23.4%で5位に入っている。

 また、行先別で利用したい宿泊施設を聞いた設問では、アジアではビーチに面したヴィラやホテルが51%で最も高い結果となった。一方、北米と欧州ではラグジュアリーホテルが1位だが、2位以下では欧州はブティックホテルが2位、サービスアパートメントが3位、クルーズが4位、米国では「エコロッジ」と「テーマホテル」が2位、3位に入るなど、特徴が分かれた。

 宿泊施設で1泊あたり費やそうと考える予算は、アジアで111米ドル、欧州で165米ドル、米国で152米ドル。平均は142米ドルで、前年の160米ドルを下回った。ただし、トラベルズーでは、円に換算すると1万3451円から1万4554円で8%の増加になるとしている。

 このほか、興味のある旅行のテーマでは、観光、ビーチ/リゾート、温泉、遺跡の上位4位は前年と変化なし。前年はクルーズだった5位は文化体験となり、クルーズは7位に順位を落とした。前年との変化では、前年には11位以下であったエコツアーが8位に入ってきている。

 さらに、旅行先での過ごし方については、「自分のペースで観光や街歩きをするのが好き」という項目を81%が選択。同項目はオーストラリアが77%となっているが、中国と台湾は56%、香港は50%と差が出た。これに対して、「何もせずリラックスするのが好き」という項目では、日本27%、オーストラリア45%、香港62%%、台湾63%、中国75%と正反対の結果となっている。