オーストラリア、フード&ワインでインセンティブをおもてなし
「オーストラリアの食事」のイメージ改革
カフェなどメルボルンならではのアクティビティも
オーストラリアのビジネスイベント向けトレードショー「ドリームタイム2013」が12月9日から11日にかけてメルボルンで開催された。世界各地から85名のMICE関連バイヤーが集まり、日本からは東京と大阪の大手旅行会社から6名が参加。オーストラリアセラーとのネットワーキングを深めるとともに、メルボルンおよびファムツアーで訪れたゴールドコーストのインセンティブ素材を視察した。
TA、ビジネスイベント誘致に注力
2年に一度開催されるドリームタイムは、インセンティブを含めたビジネスイベントに特化したトレードイベント。オーストラリア政府観光局(TA)が主催し、今回は地元メルボルン・コンベンション・ビューロー(MCB)が後援、ヴァージン・オーストラリア航空(VA)とシンガポール航空(SQ)がスポンサーエアラインとしてイベントをバックアップした。
TAでは、オーストラリアでのビジネスイベントの経済規模を、現在の年間129億豪ドルから2020年には160億豪ドルに増加させる目標を掲げている。TA本局局長(当時)のアンドリュー・マカボイ氏は、メディア向けイベントのなかで、「手つかずの自然が残り、ワールドクラスの質を誇るデスティネーションで他とは違う体験ができる。それが、国際マーケットでオーストラリアが常にビジネスイベントのデスティネーションとして選ばれている理由だ」と話し、オーストラリアの潜在力をアピール。
また、MCB・CEOのカレン・ボリンガー氏は、「ドリームタイムは、インセンティブ・デスティネーションとしてのメルボルンを世界中のバイヤーに紹介するまたとない機会だ。メルボルンはオーストラリアにおける食のルネッサンスの中心地。インセンティブのユニークなアクティビティーとして紹介していきたい」と挨拶した。
TAでは、ビジネスイベントだけでなく一般旅行者への訴求ポイントとしても「フード&ワイン」を掲げている。マカボイ氏も「オーストラリアのフード&ワインの評判を広めるうえでもメルボルンは絶好の場所」と話し、メルボルンでのドリームタイム開催の意義を強調した。