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オーストラリア、フード&ワインでインセンティブをおもてなし

  • 2014年1月21日

「オーストラリアの食事」のイメージ改革
カフェなどメルボルンならではのアクティビティも


メルボルン、気ままな街歩きで充実の自由時間

カフェはメルボルンを代表するシティーカルチャー

 通りが碁盤の目のように走っているメルボルンは歩きやすい街だ。街歩きは、インセンティブの自由時間やオプショナルツアーで人気のアクティビティーとなっている。欧州からの移民文化が色濃く残る街にはカフェが点在。特に、フリンダースストリート駅の脇のレーンウェイ(路地裏)には個性豊かなカフェが多く集まり、豊潤なコーヒーの香りがいつも漂っている。

 そのメルボルンの象徴とも言うべきカフェ文化を学べるプログラムに参加してみた。イタリアからの移民が築いた老舗コーヒーショップ「グラインダーズ(Grinders)」のバリスタからコーヒーの基礎知識を学び、エスプレッソ、カフェラテ、ロングブラックなどの入れ方を教えてもらう。

バリスタ体験。自分で入れたコーヒーは格別だ

 いつもはカウンター越しに見ているだけのコーヒーマシンを実際に動かして、自分でコーヒーをつくってみる。バリスタ気分を味わえるアクティビティーは、メルボルンらしいプログラムとしてインセンティブでも好まれそうだ。




メルボルンでグラフィティは落書きではなくアート

 最近では、路地裏のストリートアートも観光素材として注目を集めている。いわゆるスプレーなどで描くグラフィティアートだが、公序良俗に背く落書きとして規制するのではなく、場所を指定して行政側が認めていることころが、メルボルンのアートに対する理解度を示している。今では鑑賞ツアーやワークショップまであるほどだ。特に有名なのが、ホイザー・レーンとユニオン・レーン。若者がスプレーを壁に吹付け、写実的にあるいは抽象的に見事なグラフィティを描いている。





高貴な雰囲気さえ漂う歴史あるアーケード

 ショッピングもメルボルンの街歩きの楽しみのひとつ。特にアーケード散策はメルボルン観光の醍醐味だろう。エレガントな佇まいの「ブロック・アーケード」、19世紀のビクトリア様式建築がそのまま残る「ロイヤル・アーケード」は誰もが必ず訪れる場所。また、昔の中央郵便局をショッピングモールに改修したGPOも人気のショッピングスポットだ。ビクトリア州発祥のナチュラルコスメをはじめ、はちみつ、ワイン、オーガニックソルト、ハーブなど自然素材の食品が特に人気のショッピングアイテムとして喜ばれている。


取材協力:オーストラリア政府観光局
取材:山田友樹