5月出国者数、11.8%減で2ヶ月連続の2桁減少-訪日は好調

 日本政府観光局(JNTO)によると、2013年5月の出国者数(推計値)は前年比11.8%減の126万2000人で、4ヶ月連続で前年を下回った。4月も12.3%減であったことから、2ヶ月連続での2桁減。1月からの累計では7.2%減の694万3000人となった。

 一方、訪日外客数は依然好調で、5月単月は31.2%増の87万5400人。4ヶ月連続の2桁増で、1月からの累計は20.9%増の405万3500人となっている。この結果について観光庁長官の井手憲文氏は6月20日の会見で、「非常に良い数字」と評価。ただし、2013年の目標である1000万人の達成には20%以上の伸びが必要であることから、このままの勢いの持続が不可欠と指摘した。

 なお、5月の市場別訪日外客数の動向では、中国が27.2%減の8万1600人となったものの、その他の重点市場17ヶ国・地域はすべて2桁の増加。最大の市場である韓国は45.5%増の22万8700人となったほか、2位の台湾も61.7%増の19万5700人と大きく増加した。