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メルコスールツーリズムアワード、ヤングツーリスト賞はHISと阪急交通社

  • 2013年3月27日

 メルコスール観光局は3月19日、2012年度のメルコスール・ツーリズム・アワードを発表した。表彰式では現地から来日したブラジル観光局のマルクス・サッセ氏が登壇し「今年はベネズエラがメルコスール観光局に正式に参加したことが大きな変化。これでメルコスールには“世界一大きな滝”と“世界一高い滝”があることになるので、ぜひ新しいツアーを造成してほしい」と参加者に呼びかけた。

 同氏によると、ブラジルは2013年はサッカーのコンフェデレーションカップ、来年はワールドカップの開催地であり、2016年にはリオデジャネイロにてオリンピックも開催されるとし、日本チームの試合が開催されるブラジリア、レシフェ、ベロ・オリゾンテなどを紹介した。

 また、共催団体の日本旅行業協会(JATA)旅博推進室営業部長の澤邊宏氏は「メルコスールはこれまでSITのデスティネーションであったが、今では一般的な旅先となっている。また、“一生に一度”ではなくリピーターを獲得している。その変化は間違いなく旅行会社の努力のたまもの」と話し、旅行会社を称えた。

 メルコスール・ツーリズム・アワードでは今年新たに「ヤングツーリスト賞」を設定。メルコスール観光局の池谷光代氏によると「南米はシニア層をターゲットにしたツアーが多いが、若い層、新しい層を開発してほしいという思いを込めた」という。ヤングツーリスト賞にはエイチ・アイ・エス(HIS)の「羽田発着! 南米3つの絶景10日間」と、阪急交通社の「カタール航空利用 ブラジル、アルゼンチン周遊8日間モニターツアー」が選ばれた。

 このほか、「ニューデスティネーション賞」「エコツーリズム賞」「ユニークツアー賞」「メルコスールアワード賞」「ベスト・セールス賞」の計6部門を選考し、旅行会社とランドオペレーター、航空会社を表彰した。今年の応募総数は38件。受賞商品の詳細は次ページの通り。