観光活性化フォーラム
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Vision+α 「観・勘・感」-Vol.1

  • 2013年4月11日

カリブの小国に魅せられて
-業界外から飛び込んだ女性

ジャズフェスティバルの様子

 現在伊藤さんは現地のオペレーターやホテルとやり取りをして、広報資料やコネクションを作り、FAMツアーの企画を検討している段階。今後もまずは認知度を高めることを第一の目標として広報活動を進めていく考えだ。なお、音楽を通じて現地の住民との触れ合いを持っていた伊藤さんは、実は前述のJAZZフェスティバルには毎年出演者の立場で参加しているとのこと。

 また、4月22日には第2回目のセントルシア ハリケーン救済支援コンサートを開催予定。収益金はセントルシア政府、東日本大震災に寄付される。

 実際に活動を始め、「セントルシアを知らない方が約97%」という中で、セントルシアの名前・魅力を知る方が増えていることが喜びであり、今後セントルシアへ訪れる日本人旅行客が増え、その魅力を体感し、人生が更に豊かになる人が増えていく事が楽しみです、と語る伊藤さん。2014年は外務省により日・カリブ交流年とされ、記念事業が予定されているという追い風もある中、「セントルシア関連の活動はライフワークとし、日本とセントルシアの架け橋になるよう頑張ります」と意気込みを語る。

 このバイタリティ溢れる女性が、情熱を傾け日本へ広めようとしている国、セントルシア。世界中のあらゆる観光地に精通し、飽和状態の感があるこの業界に、独自の視点で新しいデスティネーションを導いてくれるかもしれない。また、そういう人材を積極的に支援し、新たな商材に挑戦する機運を自発的に生み出していくことが、結果的に業界の活力へ繋がっていくのだろう。(落合なつ希)

セントルシアに関するお問い合わせ
Japan-St.Lucia Club
(E-MAIL) stluciangirls@hotamil.com