メリディアン、アテナの横浜寄港でプレゼン実施、CICの魅力アピール

  • 2012年3月28日

メリディアンのアドバイザー、王子朝夫氏  クラシック・インターナショナル・クルーズ(CIC)の日本地区総販売代理店を務めるメリディアン・ジャパンは3月23日、横浜港に初寄港したクルーズ客船「アテナ」(1万6144総トン、乗客定員552人)の船上でCICのプレゼンテーションを催した。メリディアンのアドバイザーである王子朝夫氏は「CICが運航する客船は定員が500人前後の小型船で、いずれも歴史のある船体というのが大きな特徴」と語り、大型化する現在のクルーズ客船に飽き足らない、あるいは個性的な客船によるクルーズを求める客層にアピールしていく考えを示した。

カテゴリー7の客室。すべての客室にバスタブと冷蔵庫が付く  プレゼンテーションにはアテナ船長のペドロ・ピント氏も出席し、「(アテナの船上では)自宅と同じくくつろぎを提供することを心がけている。乗客同士、あるいはクルーと名前で呼び合えるような親密な関係を築ければ幸いだ」と述べた。また、「今クルーズはフリーマントル発着の39日間クルーズのため、乗客のほとんどがオーストラリア人だが、リピート率は62%にも達する。この数字の高さが成功の証だろう」とし、すべての客室にバスタブと冷蔵庫を備える現代的なサービス水準を満たしながら、クラシカルな雰囲気を求める客層に高い人気があることを語った。

 CICはアテナを含め「プリンセス・ダナエ」(1万7047総トン、乗客定員657人)、「プリンセス・ダフネ」(1万5833総トン、乗客定員508人)、「アリオン」(5888総トン、乗客定員350人)、「フンシャル」(9846総トン、乗客定員467人)の5隻の客船を運航するが、ほとんどが50年以上の船齢を誇る。クルーズ代金にはチップと諸税も含まれている。