戸倉上山田温泉に 満を持して湯めぐりプラン

 戸倉上山田温泉旅館組合(長野県千曲市)は3月13、14の2日間、東京、埼玉の旅行会社やメディアを訪問するキャラバンを行った。

 千曲市の春は、ひと目百万本と讃えられる更埴のあんずの里や、名月の里と称される姨捨の棚田への水張りが見どころ。

 今年のあんずまつりは、お花見が4月3日-15日。4月6-8日にはあんずの古木がライトアップされる。花見の期間は短いが6月25-7月15日頃までは、今度はあんず狩りが楽しめる。

 棚田は4月下旬から5月はじめにかけて上部から下部へと順々に水が張られ、代かき、田植えが始まる。水の張られた棚田に写る月は、多くの歌に詠まれてきた。

 千曲市の宿泊拠点となるのが戸倉上山田温泉。5月上旬から全31軒の旅館が参加して、宿泊客を対象にした湯めぐりプランが始まる。宿泊先の旅館で湯めぐり手形(1000円)を購入すると、チェックインから当日の18時ころまで旅館の湯めぐりが楽しめる。

 各旅館では、オリジナルのスイーツや地酒のテイスティングで、湯めぐり客をもてなすことにしている。

 芸妓と気軽にお座敷遊びを体験できる「芸妓Show」も、この春から始まるプラン。宿泊先の旅館で、立方(たちかた)と地方(じかた)の2人が30分間座敷を務める。ひととき芸妓の唄と踊り、そしてお座敷ゲームが楽しめる。料金は2万円から。


情報提供:トラベルニュース社