20代インタビュー:風の旅行社 手配部 得田充さん(28歳)
20代応援企画! 仕事は楽しみながら、学ぶ姿勢も忘れずに次につなげる
-これまでお仕事で失敗してしまったことはありますか
3年目のとき、モロッコツアーの添乗で大きな失敗をしました。行程もなにもかも自分の頭に入っているので、スケジュールを細かく決めたりせずに、集合時間も口頭であまり厳しくない感じにお客様に伝えていたのです。せっかくの楽しい旅行なのに厳しくするのはどうかな、と思っていて、フランクに和気あいあいといきたいなと。それが自分のスタイルだったのですが、このときの帰国後のアンケートでお客様から痛烈な一言をいただいてしまいました。
「添乗員としての役割をちゃんとしてほしい」という内容だったのですが、その「ちゃんとする」を、私はずっと堅苦しくかっこ悪いものだと思い込んでいた。それまでは、現地のガイドやお客様との相性がたまたまよかったんですね。でも、そのとき指摘されて初めて、ツアーに参加するお客様にはいろんな人がいるのだから、ちゃんとするところはちゃんとした上で自分らしさを出すべきだということに気づいたのです。
その後、1年間は添乗業務につくことはありませんでした。久しぶりに添乗することになったとき、先輩も一緒だったのですが、その先輩がちょうど僕と正反対のタイプの方で、スケジュールなどを紙で用意したり、事前にしっかりと準備する先輩のやり方を勉強させてもらいました。学んだことが後からじわじわと感じられましたね。それまで頭の中で整理していたことを紙に書き出して確認するようになりました。弊社としても、「学んで来い」という意味でその先輩と組ませたのかもしれません。
-新たに取り組んでみたいことや挑戦したいことはありますか
最近、商品を企画するチャンスがありました。サーフィンが好きなのと、ニュージーランドに住んでいたことがあるということで、ニュージーランドでのサーフィンツアーを企画したのです。それまでも、企画の担当者に添乗で感じたことや現地の様子などを伝えてツアーが作られることはあったのですが、自分で企画するのは初めてでした。