京都観光の新たな定番に 3月27日に初の「殺陣ショー」

 時代劇発祥の地と言われる京都市で、華麗な剣さばきを披露する「殺陣ショー」が始まる。数多くの時代劇に出演した経験がある俳優が寸劇、殺陣の動作講座などを行う。京都の新しい観光素材として定着させることが目的で、3月27日にお披露目ショーを開催。京都市内の旅館ホテル、旅行会社など観光事業者の来場を呼びかけている。

 殺陣ショーは、東映京都撮影所を中心に活動する東映剣会の俳優、殺陣師が出演する。時代劇作品が減少する中、殺陣の伝統と技を継承しようと活動しており、今回は初めての試みとして観光とのコラボレーションを画策した。京都観光の定番メニューとして、旅館ホテルへの出前公演やナイト観光定期公演などにつなげたい考えだ。

 お披露目ショーは27日、京都市上京区のKBSホールで開く。京都市在住の映画監督・中島貞夫さんと、元禄期の京都を舞台にした漫画「鍔鳴剣屍郎」を描く九里一平さんのトークショー、音楽に合わせた新機軸の殺陣、来場者も加わったチャンバラ教室、寸劇などを予定している。

 入場は無料。定員は400人。観光事業者には、殺陣ショーの手配などを記したマニュアルを配布する。

 
情報提供:トラベルニュース社