紀伊半島3県応援キャンペーン JATAとANTA

 日本旅行業協会(JATA=金井耿会長)と全国旅行業協会(ANTA=二階俊博会長)は1月から「奈良・和歌山・三重応援キャンペーン」を始めた。昨秋の台風による豪雨で大きな被害を受けた3県の旅行需要の早期回復を図る。

 キャンペーンは、会員会社と消費者向けの2本立てで行う。

 会員会社に対しては、被災3県への優秀な旅行商品を表彰する。3月10日までに実施されることが条件で①被災3県に対する「応援ツアー」をタイトルに含む企画商品②「被災地応援」を目的とした団体旅行③すでに募集は終わった「がんばろう!日本」モニターツアーで3県を対象にしたものが対象。

 ①については、参加人数が多い順に3位までを表彰する。②は、総宿泊人数(参加人数×宿泊数)の多い順に3位までを表彰。③については、モニターツアーの必要数を集めた商品を表彰することにしている。各部門の表彰者には観光庁長官から感謝状を贈呈する。

 募集は3月31日まで。ツアータイトル(団体名)や実施方面(宿泊県名)、行程、参加人数を証明する参加者名簿や旅館領収書などを添付し、メールで応募する。件名に「台風12号被災3県への旅行商品」の応募と明記する。JATA会員はkokunai@jata-net.or.jp、ANTA会員はkokunai-kanko@anta.or.jpまで。

 消費者向けは3月末までの期間に、JATAまたはANTA会員旅行会社から被災3県の少なくとも1県に宿泊する国内旅行(宿泊のみでも可)を購入した人が対象になる。その「旅の思い出」を250字程度のメッセージとしてしたため現地で撮影した写真を添付して応募すると、優秀な作品に対して観光庁長官および両協会会長が感謝状のほか5千円相当の副賞を贈る。

 応募は、国内旅行振興キャンペーンポータルサイト「がんばろう!日本」(http://kokunai.nihon-kankou.or.jp)から専用フェイスブックに応募フォームが公開されている。締め切りは4月20日。


情報提供:トラベルニュース社