スペシャリスト・インタビュー<DS>:MRCジャパン代表 瀧井龍馬さん
DS認定を意識し、こだわりをもって提案
どんな状況でも全力を尽くすのがプロフェッショナル
Q.DSを取得しようと思ったきっかけは何ですか
もともと、トラベル・カウンセラー制度のデスティネーション・スペシャリストがスタートしたときから興味があり、マレーシアをまだかまだかと待ち望んでいました。今はマレーシアの専門家であることを第3者が証明してくれるものはなかなかありません。専門店の看板を上げるには、「お墨付き」がほしいと思っていました。
DSの勉強は、通常業務で使うような実務的なことは勉強しなくても分かりました。ただ、普段あまり勉強していなかった歴史や数値的なデータなどは勉強しましたね。ダイビングやリゾートといった観点でツアーを作っているので、こういった需要があるのかと、新しいツアーを考えるきっかけになります。
Q.取得したDSをどのように活用していますか
DSを取得したことで、仕事に対するモチベーションが上がりました。いつもDS認定者であることを意識し、問い合わせや質問、旅行の提案でも、以前より気合いを入れて対応しています。一辺倒な回答ではなく、もう少し違ったアイディアはないか、深く仕事をするように心がけています。
また、取得後すぐに企画書やパンフレットにDSを取得したことを明記するようにしました。ただ、お客様の反応はまだ少ないのが現状です。DSに対する世間一般での認知度が低いので、これをあげていくことがDSの今後の課題だと思います。お客様に説明するための一般向け定義もほしいところです。DSを取得してよかった、と業界内での自己満足で終わるのではなく、そこから先に広げるため、日本旅行業協会(JATA)や各協力政府観光局から一般消費者にDSをピーアールしてもらいたいですね。