スペシャリスト・インタビュー<DS>:MRCジャパン代表 瀧井龍馬さん
DS認定を意識し、こだわりをもって提案
どんな状況でも全力を尽くすのがプロフェッショナル
マレーシアやボルネオ地域を専門に、ダイビングツアーからリゾートでの滞在、ロングステイなど幅広い旅行を企画、販売するエムアールシージャパン代表取締役の瀧井龍馬さん。旅行会社の法人営業を経て、12年ほど前から同社で働きはじめました。マレーシアのなかでもコタキナバルが好きで、ご自身のウェディングも同地であげたほど。年2回は現地を訪問し、オペレーターやサプライヤーとコミュニケーションを取っているといいます。そんな瀧井さんに、マレーシアの魅力や商品造成のポイントまで、幅広くうかがいました。
エムアールシージャパン 代表取締役 瀧井龍馬さん
2010年(第1回) デスティネーション・スペシャリスト マレーシア認定
Q.マレーシアの魅力は何ですか、おすすめの場所を教えてください
マレーシアはイスラムマレー、中華、インド、ジャングルの先住民族がうまく混ざり合い共存している国です。そのため、マレーシアではアジア文化を一度に体験できます。マレーシア政府観光局がキャッチコピーで「Malaysia Truly Asia」、つまり、「マレーシアは本当のアジア、アジアの中心」と謳っていますが、まさにその通りです。また、たくさんの民族がともに暮らしているのに宗教的な争いもなく、それぞれ互いの習慣や風俗を尊重しているので、とても平和です。安全に楽しめるのは、旅行先、滞在先として重要だと思います。
おすすめなのは、羽田/コタキナバル直行便の就航で人気が高まった、コタキナバルです。町が小さくまとまっており、周りにジャングルや海もあり、ショッピングも楽しめます。また、人がとてもフレンドリーです。ビジネスパートナーや友人も多いので、マレーシアに行くとつい寄ってしまいますね。
マレー語で「のんびり散歩する」、という意味でよく使われる「ジャランジャラン」という言葉がありますが、目的もなく散歩し、海を眺めてのんびりしたり、夜はウォーターフロントで地元の料理を食べて楽しむ、というのがお気に入りの過ごし方です。コタキナバルは端から端まで30分程度で、非常に歩きやすい街なので、ジャランジャランするのがおすすめです。
また、ジャングルを本格的に楽しみたいのであれば、コタキナバルから空路で南東に1時間弱、キナバタガン川流域の村、スカウがおすすめです。テーマパークのジャングルクルーズのように川でボートを上がっていき、オランウータンなどさまざまな動物を見ることができます。