JTB北海道、東北支援で学生のリレーツアー発売-ENプロジェクトの要請で

  • 2011年8月4日

 JTB北海道は北海道の学生を対象に被災地でボランティア活動をする「学内学生東北支援リレー3泊4日」を発売した。北海道を拠点に活動するアスリートが中心となって組織する「ENプロジェクト・ジャパン」の要請を受けて設定したもの。9月1日、4日、7日、10日、13日の5出発日の設定で、旅程は3泊4日。リレー方式で送客するのが特徴だ。現地では、がれきの撤去や炊き出し、支援物資の積み出しの作業のほか、子どもたちと交流する時間も設ける。また、移動中のフェリーのなかでは、アスリートなどによる人生観や体験を語る講演会も実施する。

 JTB北海道では、旅行会社のノウハウを生かし、参加者である学生の想いをつなげる同企画をサポートすることで、被災地の復興支援と参加者と現地の方々との交流を作ることに協力する考えだ。旅行代金は2万9800円で、各日80名の募集を目標としている。

 なお、ENプロジェクト・ジャパンは、スポーツを中心に様々な文化活動を地域活性化の活動を北海道を発信していくことを目的とした組織で、実行委員長は元プロサッカー選手の曽山雄志氏。このほか、陸上の福島千里選手やスピードスケートの高木美帆選手などのアスリートが参加している。