【東日本大震災】負けるな東北! 徳島・大歩危峡でこいのぼりにメッセージ

 負けるな東北−。徳島県三好市の大歩危峡で全国から寄せられた130匹のこいのぼりと一緒に東北地方太平洋沖地震を励ますメッセージが書き込まれた4匹が、復興への願いを込めて力強く泳いでいる。

 4匹のこいのぼりには「日本の絆、希望」「笑顔!」「1日も早い復興を」などと書き込まれている。こいのぼりは毎年、大歩危峡で遊覧船やレストラン、旅館を経営する「大歩危峡まんなか」が船下り客へのサービスとして29年前から行っているもので、この時期の風物詩として親しまれている。


 3月中旬から観光客に募金とメッセージ記入を呼びかけ、すでに200人以上が書き込んだという。無地のこいのぼりは他にも用意しており、今後も記入を呼びかけ、5月末まで飾りつけを続ける。

 大歩危峡まんなかの大平克之社長は「被災にあった人たちを観光客と一緒に精神面で応援したい。風に向かって力強く泳ぐこいのぼりが被災者の方々を少しでも励ますことができれば」と話している。


情報提供:トラベルニュース社