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パン・パシフィック・ホテルズ、中国とオーストラリアへの進出拡大

  • 2011年4月6日
 パン・パシフィック・ホテルズ・グループ(PPHG)は、中国とオーストラリアでさらなる規模拡大をはかる。中国では2013年と2014年にパークロイヤルブランドのホテルを開業する。これまで中国では、パン・パシフィック・ホテルを開業していたが、パークロイヤルブランドの展開は初めてのこと。現在、上海都市圏で両ブランドの進出戦略を進めており、今後も蘇州や浙江省、紹興市など、急成長の都市に拡大していく。

 今回、開業を決定したのは「パークロイヤル・サービス・スイート・グリーンシティ上海」と「パークロイヤル太湖リゾート蘇州」。上海の新ホテルは2013年の開業で、6つのアパートメントタワーと商業施設が入居する複合施設となる。蘇州の新ホテルは2014年の開業で、総客室は200室。太湖の眺望をいかした立地で、3軒のレストランや宴会場、ウェディングホール、スパなどのリゾート施設も完備する。

 一方、オーストラリアでは4月1日、「パークロイヤル・メルボルン・エアポート」を開業。これは以前の「ヒルトン・メルボルン・エアポート・ホテル」で、今回の開業により、オーストラリアでは同グループで4軒目、パークロイヤルブランドでは3軒目のホテルとなる。すでにオーストラリアでは昨年末、シドニーにリージョナル・オフィスを新設しており、今後のホテル展開を効率的に行なう体制を整えている。