「であい」の次は「ふるさと」博 高知県、3月から1年間開催

 昨年、NHK大河ドラマ「龍馬伝」で535億円の経済波及効果があった高知県。昨年開催した「土佐・龍馬であい博」も4会場で92万4千人が入場するなど多くの観光客で賑わった。この龍馬ブームの盛り上がりを継続するため、同県では3月5日、来年3月31日まで開催する「志国高知 龍馬ふるさと博」をスタートさせた。

 同博では、龍馬のふるさとを「志の偉人伝」、「食まつり」、「花絵巻」、「まるごと体験」の4つに分けて各種イベントや企画展を行う。

 桂浜では土佐勤皇党結成150年を記念して龍馬像の隣りに武市半平太と中岡慎太郎像が設置される。4月23日から5月15日までの「龍馬に大接近」では3人の像を間近に見ることができる。

 さらに7月9日にはJR高知駅前の観光拠点施設として「こうち旅広場」がオープン。広場内にある「『龍馬伝』幕末志士社中」には大河ドラマ「龍馬伝」で使われた龍馬の生家セットが再現される。

 龍馬ふるさと推進協議会はこのほど、大阪市北区のホテル阪神に旅行会社を招いて「志国高知『龍馬ふるさと博』」説明会を開いた。

 同協議会の宮村耕資運営委員長は「大河ドラマの翌年は、観光客が減るといわれるが、全国からのお客様をお迎えしたい」と意気込みを語った。

 このあと吉村大土佐・龍馬であい博推進課長が同博の説明を行い、高知県観光コンベンション協会誘致・受入推進部の辰馬佳司セールスチーフは旅行会社への支援事業と高知県観光商品素材について説明した。


情報提供:トラベルニュース社