焼酎の"波"をもう一度 鹿児島県の食文化と観光、大阪でアピール

 九州新幹線全線開業PR関西地区推進会議(伊喜功会長=鹿児島県大阪事務所長)は11月25日、大阪市北区のラマダホテル大阪で「鹿児島焼酎の夕べin関西」を開いた。

 来年3月の九州新幹線鹿児島ルート全通を前に、焼酎や食材など鹿児島の魅力の1つである食文化をアピールしようと企画。旅行会社やマスコミ、消費者モニターなど約120人が出席した。

 県内の蔵元10軒が、「黒白波」や「さつま無双」など自慢の焼酎をラインナップし、焼酎の乾杯で開会。参加者は薩摩地鶏や黒豚、黒毛牛、キビナゴを使った創作料理や、さつま汁や鶏飯といった郷土料理に舌鼓を打ち、焼酎を片手に観光談義に花を咲かせた。

 伊喜会長は「新幹線開業で大阪から鹿児島が近くなります。今日を機にもう一度、鹿児島焼酎の波を起こしたいと思い企画しました。あわせて鹿児島の魅力である、飾らない人柄と多彩な観光素材が魅力を感じてほしい」とあいさつ。

 焼酎ブームの火付け役でマーケティングコンサルタントの西川りゅうじんさんは、"焼酎講話"を披露。その中で「焼酎という文化は、1つのコミュニケーションツールで、日本を元気にする力を秘めています。焼酎をきっかけに鹿児島の魅力を知り、そして広めて元気につなげましょう」と呼びかけていた。


情報提供:トラベルニュース社