100年前の舟運復活 大阪水上バスが秋の淀川クルーズ

 100年前の舟旅が再び蘇る−。大阪水上バスは11月3日から、大阪・淀川でのクルーズ企画「秋の舟運復活!淀川歴史探訪の旅」を実施する。淀川の舟旅と京阪沿線のまち歩きが楽しめる歴史情緒たっぷりのクルーズだ。

 舟は、江戸時代に三十石舟の往来の中継地だった枚方市の枚方船着場と大阪市・天満橋の八軒家浜船着場を結ぶ。

 淀川改良工事を機に設けられ、パナマ運河と同じ方式で船舶を行き来させる「毛馬閘門」の通過や、語り部による淀川流域案内、「三十石舟歌」の披露など淀川舟運の歴史をたどる。着岸後に散策マップによる自由散策や、江戸時代の町屋の構造を残す市立枚方鍵屋資料館の見学なども盛り込まれている。

 運航日は11月3、5、7、11、12、18、19日。料金は、大阪市内発が昼食の弁当付きで4980円、枚方市発が枚方名物お菓子付きで4480円となっている。

 クルーズは京阪電車の開業100周年を記念した特別企画。今春にも実施し好評を得ていた。


情報提供:トラベルニュース社