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ニューヨーク、2010年上半期の観光客数は8%増−キャンペーンの効果で

  • 2010年8月18日
 ニューヨーク市観光局(NYC)によると、2010年上半期にニューヨークを訪れた観光客数は前年比8.75%増の2350万人と好調だ。2010年末の達成目標である4750万人に向けて順調な進捗を続けており、2012年までに年間観光客数5000万人到達という中期目標についても達成を見込んでいるという。

 今年1月から6月のホテル客室の平均稼働率も6.8%増で、客室販売数は100万室増となっており、最多販売記録だった2008年をしのぐ勢いだ。また、アムトラックでペンシルバニア・ステーションに到着する通勤通学以外の利用者も9.4%増の180万人と増加。1月から5月の、ジョン・F・ケネディ空港、ラガーディア空港、ニューアーク・リバティ空港の合計のインバウンド旅客輸送量も1.2%増で、海外からの到着は4.8%増となった。

 NYCによると、増加の要因としては、景気の回復に加え、アメリカン航空(AA)やアメリカン・エクスプレスなど主要米国企業からの協力で実施している、グローバル広告キャンペーン「See More.Be More」の効果が現れているという。これはブロンクス、ブルックリン、マンハッタン、クイーンズ、ステタン島の5つの行政区を躍動的、多様性というイメージで広告活動やプロモーションを実施し訴求するもの。米国内の各都市に加えオーストラリア、ブラジル、カナダ、フランスなど全世界で実施しており、今後も引き続き活動を展開していくという。