「せとうちアート観光圏」で周辺地と連携 香川・琴平町観光協会が総会

 香川県の琴平町観光協会(近兼孝休会長)は7月20日、湯元こんぴら温泉華の湯・紅梅亭で2010年度総会を開いた。

 冒頭、近兼会長は、香川県が国交省から「香川せとうちアート観光圏」として認可を得たことを報告。「観光圏となったことで小豆島や周辺市町村と連携し、県内で2泊してもらえる態勢づくりに努力したい」と述べ、協力を求めた。

 また「まだ知られていない観光素材を掘り起こし、全国に情報発信していきたい」と語り、「そのためには琴平町の全住民が心を1つにして、全国から来られたお客様を気持ちよくお迎えし、リピーターとしていただける観光地にならないといけない」と訴えた。

 6月に同町の町長に就任した小野正人町長は「これまで観光協会の理事として観光振興に尽力してきた経験を活かして、琴平独自の魅力に磨きをかけていきたい。本日を新たな観光協会のスタートとしたい」と話した。

 香川県観光交流局観光振興課の内田裕幸課長は「香川せとうちアート圏」の概要について紹介し、同県観光協会の松岡和裕専務理事は7月19日から10月31日まで開かれる「瀬戸内国際芸術祭」の魅力をアピールした。引き続いて小豆島観光協会の三枝邦彦理事が、観光圏の取り組みについて「ともに頑張りましょう」と語った。

 今年度事業は新規事業の開拓や金刀比羅宮・行政・商工会が連携した誘致活動の推進、インターネットによるタイムリーな情報発信を行うことなどを決めた。役員改選では近兼会長の続投が満場一致で承認された。


情報提供:トラベルニュース社