長野県の学習旅行、08年度は60万人受け入れ

 長野県学習旅行誘致推進協議会はこのほど、大阪市内で誘致説明会を開いた。同協議会の中澤孝史事務局長が明らかにした2008年度の学習旅行実績は、全体で2757校が訪れ、延べ人数では59万5701人だった。

 内訳は、小学校が515校で7万8924人、中学校が1320校で26万8116人、高校が922校で24万8661人。前年度に比べて小学校は90校、中学校は261校増加したが、高校は69校減少した。来訪時期は春夏秋のグリーンシーズンが約7割を占めた。

 また、09年度に長野県を訪れた訪日学習旅行の件数は51団体で、人数ベースでは約2千人。中澤さんは「県教育委員会と連携して学校交流を受け入れてくれる県内校の手配をしています」と話した。

 このあと、長野県22エリアから38団体・企業が参加した商談会が行われた。スキー場にワイヤーを張り、鳥の気分で空中散歩が楽しめるアクティビティ(斑尾高原ホテル・スキー場)、白神山地に匹敵するブナ原生林のウオーキング(小谷村観光連盟)、駒ケ岳登山で達成感や思いやりが生まれる(中央アルプス観光)などを参加した旅行会社担当者らにアピールしていた。


情報提供:トラベルニュース社