間際客を囲い込む“宿泊回数券”販売 日本旅行

 日本旅行赤い風船事業部はこのほど、温泉旅館に3回泊まれる回数券タイプの宿泊プラン「湯の宿パスポート」の販売を始めた。首都圏近郊の旅館6施設から選べるようにし、急増する間際予約客に対応、囲い込むねらいだ。

 湯の宿パスポートは、同社HP会員の限定企画として設定した。7月1日から12月29日の期間中、1回目の宿泊日が決まっていれば予約が可能で、2、3回目は日程や同行者などが自由に決められる(一部除外日あり)。

 高速道路料金の休日割引などで全国的に急増する間際予約に旅行会社として対応すべく新たに企画した。首都圏でも当日の天気予報を確認してから近郊旅館に宿泊予約する例が多いという。

 利用できる宿泊施設は、▽山梨県石和温泉「華やぎの宿慶山」▽栃木県日光温泉「花衣の館千姫物語」▽群馬県伊香保温泉「古久屋」▽同草津温泉「ホテル高松」▽長野県湯田中温泉「一茶のこみち美湯の宿」▽静岡県堂ヶ島温泉「堂ヶ島小松ビューホテル」。この6施設から3回宿泊できるパスポート代金は、1泊2食付き2人で9万円。3回パックのメリットとして部屋や料理が通常プランよりグレードアップされる。申し込みの受け付けは8月31日まで。


情報提供:トラベルニュース社