鳥取・吉岡温泉に「ホタル桟敷」 6月1−20日、初夏の風物詩堪能

 鳥取市・吉岡温泉では6月1−20日、初夏の風物詩であるホタルの観賞を桟敷席で楽しむプランを実施している。ホタルの幻想的な景色を2人でゆっくりと楽しめる。

 同温泉近くの長柄川にはこの時期、ホタルが飛び交い、初夏の魅力として毎年ホタルまつりを開いている。今年は、この魅力を生かそうと同温泉旅館組合と市観光協会などが協力して、まつり期間中、桟敷席観賞プランを企画。4畳半の広さの桟敷席を川沿いに8メートル間隔で設置し、夫婦やカップルなど2人で風情を楽しんでもらおうという趣向だ。

 桟敷席の1時間貸切と旅館からの送迎、冷酒と旅館手製のおつまみがついて2人で3千円。

 吉岡温泉から5月25日、田中屋旅館の小林順一さん、中島屋の寺岡紀江さん、鳥取市観光協会の白水義人さんがトラベルニュース社大阪本社を訪れ、ホタルのほか同温泉の魅力を語った。

 同温泉は約1100年の歴史を誇る因幡の奥座敷。湖山池をはじめとする豊かな自然と、昭和の面影を残す温泉街の情緒が魅力で、のんびり過ごせる保養地としてリピーターも多いという。

 小林さんは「今回の取り組みでまちは活気づいています。全国のホタルまつり発祥の地とされる吉岡温泉で、ホタルの風情をぜひ」。寺岡さんと白水さんは「ホタルの後は夏の白イカ。肩がこらない気楽な温泉ですので、連泊周遊しにいらしてください」とアピールしていた。


情報提供:トラベルニュース社