JALが地域活性化PJ開始 第1弾は和歌山県

 日本航空(JAL)グループは5月から、自治体とタイアップして観光需要を創出する「地域活性化プロジェクト」を始めた。第1弾は和歌山県と連携。機内や空港、ウェブサイトなどグループの媒体を駆使して観光情報を発信していく。

 プロジェクトは、観光ガイド「ミシュラン・グリーンガイド」日本版を発行するミシュラングループと連携して行う。路線の利用喚起と維持を見据え、路線各地と協力して観光需要創出に取り組む考えだ。

 具体的には、機内紙「スカイワード」や機内ビデオで観光名所や特産品を同ガイドの視点を織り込みながら紹介。地域食材を使った機内食の提供、旅行会社とのキャンペーン、JALマイレージバンク会員への情報配信などJALグループの広報機能をフルに活用する。

 5月の和歌山県は、4月の羽田−南紀白浜線の増便を受けて設定。機内紙では高野山、機内ビデオでは熊野三山、熊野古道を取り上げるなど、世界文化遺産の両素材をメーンに観光資源を紹介している。

 第2弾となる6月は徳島県とのタイアップを予定している


情報提供:トラベルニュース社