DS模擬問題:アメリカ編 ゴールデンゲートブリッジを渡って自然体験

  • 2010年3月15日
問 ゴールデンゲートブリッジがその名と異なるオレンジ色に塗装されている理由として、当てはまらないものは次のうちどれか

A 夕陽に染まるとオレンジ色が金色に輝くから
B 緊急事態を示す色だから
C 霧の多いエリアなので目立つように
D 自然と調和するように
                                       
                                         
――正解は下記へ
                               
                           
        

ココに注目!


▽オレンジ色に輝く美しい吊り橋

 ケーブルカーと並び、サンフランシスコを象徴するものといえば、ゴールデンゲートブリッジだ。あまりに有名なこの橋は、1937年に世界恐慌のなか、3500万ドル、4年の歳月をかけて完成した。主塔間の長さ1280メートル、高さ227メートルの吊り橋は、建設当時で世界最長、現在でも8番目に長い吊り橋となっており、瀬戸大橋とは姉妹橋の関係を結んでいる。橋の色はインターナショナルオレンジという鮮やかな朱色。これは、橋のデザインと色を決定したアーヴィング・モロー氏の意見により、自然との調和、濃霧時の目視性、緊急事態を示すという3つの理由によって決められた。名称がゴールデンとなっているのは、サンフランシスコ湾と太平洋を接続するこの海峡がゴールデンゲートと呼ばれていたことに由来している。

橋を渡る前に、ゴールデンゲートブリッジのベストビューポイントを押さえておこう。サンフランシスコ側では、ベイカービーチがベストポイント。橋の全貌と対岸のマリンカウンティを一望できる。橋を渡った後は、ビスタポイントからサンフランシスコの街並みを眺めたい。


▽徒歩で、自転車で、橋を横断

 南のサンフランシスコから北のマリンカウンティをつなぐ唯一の道、ゴールデンゲートブリッジ。6車線の道路と自転車も通行できる歩道があり、サンフランシスコ方面へ行く車は6ドルの通行料が必要となっている。

車で走り抜けてしまえばあっという間だが、どうせなら歩いて、あるいは自転車でじっくり橋を楽しんでみよう。途中で景色を眺めたり、写真を撮ったりと楽しみ方は人それぞれだが、おおよそ自転車なら15分、徒歩なら30分が目安。橋の上には、観光客だけでなく、ウォークングやジョギングを楽しむ地元の人々も多いので、旅行者でありながら住民感覚も味わえる。ちなみに、季節によっては日差しが強いので、サングラスや帽子が必需品。風の強い日はウィンドブレーカー、水などの水分は季節に関係なく持っていこう。


▽森林浴とリゾートランチを

 対岸、マリンカウンティの観光地といえば、芸術家の町として知られるサウサリートが有名だ。しかし、サウサリートを越えた先にもお勧め観光ポイントが点在している。原生林が広がるミュアウッズ国定公園は、高さ80メートルから100メートルのカリフォルニア・レッドウッド(アメリカ杉の一種)が茂る森で、気軽に自然散策が楽しめるところ。伐採作業が難しい土地であったためそのままの自然が残され、今では自然回帰の森として市民に親しまれている。園内には、いくつものハイキングコースが整備されており、森林浴にぴったりだ。時間のない人は30分のショートコースを、余裕のある人は長めのコースを選んで森の生気をたっぷり感じたい。詳しくはビジターセンターに日本語の解説書が用意されているので、現地に行ってから予定を決めてもいいだろう。

 ミュアウッズ国定公園から南東へ車で約30分の港町ティブロンもお勧めだ。サウサリートよりも小規模だが、高級住宅やアパートメントが建ち並び、おしゃれなリゾートエリアを構成している。メインストリートにはレストランやカフェ、ギャラリー、ブティックなどが並んでおり、ランチや散策を楽しむのに最適だ。

 なお、帰路はティブロンからフェリーで市内へ戻るのがいいだろう。ティブロンからサンフランシスコのピア41までは約50分のクルージング。サウサリートから帰る場合も、フェリーを利用することができ、こちらは所要時間約30分のショートクルージングとなっている。





正解:A