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グリーン・ツーリズムのモデルづくり支援 農水省と観光庁

 農林水産省と観光庁は、農山漁村地域と都市部の観光関係者が連携し、グリーン・ツーリズムなど都道府県域を超えた交流事業を支援する「ようこそ!農村へ」プロジェクトの募集を始めた。民間事業者やNPO法人などを対象に、おおむね1件あたり年500−800万円を2年間にわたり支援する。公募は3月5日まで。

 プロジェクトは、農山漁村地域の体験・交流型ソフトのノウハウと、都市部の観光事業者の市場分析力や販売力を結びつけグリーン・ツーリズムの推進モデルを確立しようというもの。具体的な数値目標を立て、支援後も自立し持続できる事業計画を求めている。

 応募は、企画提案書を農水省のHPからダウンロードし、グリーン・ツーリズムなど都市と農山漁村の交流を推進するための体制整備や人材育成、市場調査、商品開発、広報計画などを記載する。会議研修費や調査分析費、普及啓発費などが支援対象になる。

 事業例として農水省は、民間旅行業者等との連携による農村の地域資源等を活用したグリーン・ツーリズムのビジネスモデルの構築、民間事業者と連携し棚田、疏水など農村の地域資源や農家民宿を活用した体験ツアーの企画、検討、試行などを通じたグリーン・ツーリズムのビジネスモデルの構築に向けた取り組みをイメージしている。

 採択後は、旅行関係団体などもメンバーに加わるグリーン・ツーリズム推進連絡会議のアドバイスを受けながら事業を実施する。


情報提供:トラベルニュース社