JR西日本、戦国武将ラリーが人気

 JR西日本が3月14日まで展開している「戦国武将スタンプラリー」が人気を集めている。関西の武将ゆかりの地を巡るもので、若い女性の参加が多いのが特徴的だ。やはり女性戦国ファン「歴女」は健在。まだまだ戦国ブームは続いている。

 スタンプラリーは、土日祝日に実施。織田信長の安土城跡、明智光秀の亀山城跡、石田三成の長浜城歴史博物館など12武将ゆかりの地の最寄り駅のスタンプを集めてまわると武将ピンバッチがもらえる。「ICOCA」か「冬の関西1デイパス」を利用することが参加条件で、スタンプも改札口の外に設置してあることから、現地での観光と各地を周遊してもらうことがねらいだ。

 昨年12月26日に始まり、1月24日までの16日間で約1万2000人が参加。同社が参加者約300人を対象に実施したアンケート結果から、20代から30歳代の女性の多さが目立つ。女性の参加者は全体の28%だったが、20歳代の女性は全体の9%で同年代の男性8%を上回る。30歳代の女性も8%など、比較的年配が多い男性とは違う傾向が見られ、「歴女」の元気さを裏付けた格好だ。

 また、すべての駅を巡った人は約300人。真田幸村の天王寺駅、豊臣秀頼の大阪城公園駅は3000人以上が訪れたほか、各地も1000人以上と比較的偏りなく集めた。「ほかのゆかりの地を巡ってみたい」「12種類のピンバッチをすべて揃えたい」という声も多く聞かれるなど、観光促進、集客面でねらい通りの反応があり、同社は「今後はもっと増えてくるだろう」としている。


情報提供:トラベルニュース社