第2回地旅大賞に136商品がエントリー

 全旅(池田孝昭社長)が募集していた第2回「地旅大賞」のエントリー商品が出そろった。全国のANTA(全国旅行業協会)会員66社から136商品の応募があった。2月22日に東京都内の同社本社で開く選考委員会で大賞1点、優秀賞3点などを決める。

 地旅大賞は、地域の特色を生かして地元住民らと協働して企画造成する旅行商品を「地旅」とし、全国のANTA会員間で普及推進しようと昨年から設けた。第1回には72社123商品の応募があり、日本の原風景や農家民泊を商品化した長野県の飯山市観光協会が大賞を受賞した。

 第2回は昨年秋から募集を始め、12月18日の締め切りまでに66社136商品がエントリー。全国10ブロックごとに大学教授ら観光有識者が就任している地旅地域アドバイザーが選考委員になり、書類審査を経て候補商品を絞る。2月22日の選考委員会で大賞、優秀賞、特別賞など15商品を決める。表彰は4月8日に青森市で開催される「国内観光活性化フォーラム」(主催・ANTA)で行う。

 ブロック別の応募社数では近畿が12社でもっとも多く九州10社、東海と中国が9社。京浜は応募がなかった。商品数では関東の44、九州22、近畿20商品が目立った。エントリーシートを見る限り、テーマが明確で地域性を採り入れた商品が多く激戦が予想される。

 エントリーシートはANTA−NET上で公開している。


情報提供:トラベルニュース社