アメリカン航空、最終損失は15億ドル、6億ドル改善−10年は輸送能力増加

  • 2010年1月27日
 アメリカン航空(AA)の親会社であるAMRコーポレーションは2009年通期の決算で、純損失が15億米ドル(約1340億円)となり、前年の21億米ドル(約1880億円)の損失と比較して赤字幅を縮小した。第4四半期も連結売上高が前年比7.4%減の約51億米ドル(約4570億円)となり、純損失も3億4400万米ドル(約310億円)となった。ただし、連結売上高や主要路線の単位収益の低下幅は縮小傾向にあるという。

 また、第4四半期のロードファクターは2.8ポイント増の81.1%で、過去最高を記録。一方、支払われた運賃の平均をあらわす収益率は、運賃の値下げとプレミアムクラス需要の減少により7.6%低下した。

 なお、2010年第1四半期の主要路線の輸送能力は2.8%減、このうち国際線は4.5%減を予想。一方、通年では全体で0.9%増、特に国際線は3.2%増となる見通し。このなかには、シカゴ/北京線の運行開始も含んでいる。