「石見神楽」の公演と特産市 来年1月に大阪市で開催

 社団法人全国農協観光協会は2010年1月9日、大阪市中央区のドーンセンターで「民俗芸能と農村生活を考える会」を開く。地方に伝わる伝統芸能を観賞し、農山漁村の暮らしを都市住民に知ってもらおうと毎年、東京や大阪で開催しているもので、21回目の今回は島根県益田市の「石見神楽」が披露される。

 石見神楽は、島根県西部で今なお盛んに行われている民俗芸能。田楽や出雲神楽、能、狂言、歌舞伎などの要素が重なり合い、テンポの速い八調子と絢爛豪華な衣装が特徴的な舞。迫力ある「大蛇」の演目は特に有名だ。石見地方では現在100を超える社中・保存会が活動している。

 会では「大蛇」「恵比須」「道返し」の3つが披露されるほか、石見神楽が生まれた民俗文化の背景を探る益田市の自然、歴史、文化を紹介する。また、清流に育まれた山葵や栃餅など益田市特産品の展示販売も行われる。益田市の生産農家らが来阪し、自慢の逸品をそろえる。会場では、神楽衣装の試着体験も予定している。開場は13時から。開演は14−16時30分。

 参加申し込みは、往復ハガキで〒532-0003大阪市淀川区宮原4-3-39大広新大阪ビル3F・社団法人全国農協観光協会西日本事務所「考える会」係へ。12月25日締め切りで、定員は先着順500人。


情報提供:トラベルニュース社