旅行業・観光業DX・IT化支援サービス

全国地域オペレーター創造ネットワークが研修会

 着地型観光による地域振興を支援する全国地域オペレーター創造ネットワーク(大社充代表世話人=グローバルキャンパス理事長)が本格始動した。メルマガやメーリングリストによる情報交換、人材育成の研修会などに取り組む。現在ネットワーク会員、11月から全国5ヶ所で開催する「観光まちづくり事業体(DMC)運営人材研修」の参加者を募っている。

 同ネットワークは、地域が主導する集客交流サービスを創出するために不可欠なオペレーション機能の組織づくり、人材の育成を目的として、商品開発や品質管理、販売チャンネルの開拓などについて情報を交換するプラットホームを構築し、有益な情報の共有化を図ろうというもの。ネットワークの充実に伴い、着地型観光による地域振興の進展を目論む。

 すでにホームページを開設し会員募集を始めているほか、今秋からは日本観光協会の主催で人材研修を開催する。

 人材研修は、旅行商品の開発や受託旅行のオペレーション、イベントのコーディネート、観光開発の支援、地場産品の開発などを担う観光まちづくり事業体(DMC=Destination Management Company)の経営基礎を学ぶ。海外では数多く存在するDMCを国内にも定着、発展させたい考え。2日間に渡って、地域主導型の集客交流サービスの考え方や日本のDMC事業モデル、商品開発とマーケティングなどについて受講する。最後に、参加者自らの事業計画も考える。

 講師は、大社代表世話人のほか、立教大学観光学部の清水愼一・特任教授やハットウ・オンパクの鶴田浩一郎さんらが就く。また、地域ごとにDMCを実践している、海島遊民くらぶ(三重県鳥羽市)の江崎貴久さんらがコメンテーターとして参加する。5会場と日程は次の通り。

【仙台会場】=11月11日、12日、仙台商工会議所。【東京会場】=10年2月15日、16日、東京ウィメンズプラザ。【大阪会場】=10年1月28日、29日、グランキューブ大阪。【広島会場】=12月10日、11日、RCC文化センター。【博多会場】=12月8日、9日、都久志会館。

 受講料は無料。定員は20人(応募者多数の場合は抽選)。着地型観光、DMCに興味のある人は誰でも受講できる。詳細はHPから。


情報提供:トラベルニュース社