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新潟・妙高市の森林セラピー基地がオープン

 10月18日、新潟県妙高市の妙高高原・池の平温泉で「森林セラピー基地」のグランドオープンを祝う式典が開かれた。当日は、秋のエコ・トレッキングも行われ、晴天の会場では、800人を超える参加者を前に入村明市長が森林セラピー基地としての妙高市をアピールしていた。

 森林セラピー基地は、NPO法人森林セラピーソサイエティが、学識経験者などで構成する審査委員会に依頼し、森林の癒し効果を科学的に検証できた地域を認定している。これまでに全国34地域が認定を受けている。

 妙高市は昨年4月に森林セラピー基地とエリア内の6つのトレイルが森林セラピーロードの認定を受けていた。市では認定から1年をかけて、標識や道幅の拡幅など遊歩道としての森林セラピーロードの整備やガイドの育成に取り組み、今回のオープンに漕ぎ付けた。

 森林セラピーロードは、標高1300メートルの笹ヶ峰高原コース、湿原や池、ブナ林を巡る赤池周辺コース、燕温泉から日本の滝百選の苗名滝までを巡る妙高高原自然歩道コースなど6コース。

 いずれも豊かな森林やすぐれた景観に恵まれた5キロ程度から最長10キロ程度のコースで、ショートカットするなど、限られた時間のなかでも森林セラピー効果が期待できるコースも用意されている。

 妙高市は、毎年、春と秋にエコ・トレッキングを開催しているほか、全長50キロの信越トレイルが市内を走るなどトレッキングが盛ん。今年、9月には妙高市など、新潟県と長野県の県境に点在する信越五岳を走破する100キロトレイルランニング大会が行われ、初開催ながら選手500人、ボランティア500人が参加する人気ほどの人気を集めた。

情報提供:トラベルニュース社