JTBワールドバケーションズ（JTBWV)西日本営業本部は、下期商品の販売目標を前年比4％増の18万9000人に設定した。上期商品の販売人数は4％減の16万1000人と見込んでおり、通年で前年並みの35万人をめざす。JTBWVでは、年末年始ツアーの取り込みを強化するほか、秋や冬の季節だからこそ楽しめる企画や、新デスティネーション商品を設定することで販売を促進する方針を示している。

　上期商品の見込み人数では、中国が29％増、韓国が70％増とけん引したアジア全体では12％増と好調だ。一方で、アメリカは57％減、オセアニアは56％減と大幅に落ち込んでおり、供給量の減少や新型インフルエンザなどが影響した。上期全方面の販売人員は前年と比べると下回るものの、関空の座席供給量と比べると上回る結果となる見通しだ。なお、JTBWVによる調査では、上期の関空における座席供給量は全方面あわせて7％減で、ハワイが4％増、アジアが2％増と増加した一方で、アメリカは58％減、オセアニアは42％減と前年を大幅に下回り、ミクロネシアは13％減、ヨーロッパは11％減、中国は8％減となっている。


▽JTBWV西日本
・上期見込み人数（方面：前年比／人数）
ハワイ：6％減／3万2000人
ミクロネシア：4％減／2万6000人
アメリカ：57％減／3000人
ヨーロッパ：16％減／2万1000人
アジア：12％増／6万6000人
中国：29％増／9000人
オセアニア：56％減／4000人
全方面：4％減／16万1000人

・下期販売目標人数（方面：前年比／人数）
ハワイ：3％減／3万4000人
ミクロネシア：3％増／3万人
アメリカ：20％減／4000人
ヨーロッパ：22％増／2万2000人
アジア：5％増／8万2000人
中国：50％増／1万2000人
オセアニア：：37％減／5000人
全方面：4％増／18万9000人


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