日本航空、平成21年3月期業績予想を下方修正−820億円の経常赤字
日本航空(JL)は4月28日付けで平成21年3月期の通期連結業績予想を大幅に下方修正した。経常損益は820億円の赤字で、前回の予想から190億円減少すると予測。売上高は前回から270億円減少となる1兆950億円、営業利益は510億円(前回:370億円)の赤字と見通した。純利益は630億円(前回340億円)の赤字で、いずれも減少している。
JLは下方修正の理由を、国際線、国内線などが景気後退の影響を受けたためと説明。国際線旅客では、燃油サーチャージ額の値下げや円高などにより観光需要が高まったものの、ビジネス需要が企業の出張控えなどで減少。海外発需要も低迷し、単価自体も減少していた。国内線旅客では、個人旅客の単価低迷とともに団体旅客需要も年始以降に伸び悩んだ。一方、営業費用はコスト削減の継続的な活動のほか、コスト構造改革を一部、前倒しして実施。緊急収支改善施策による費用削減効果も発揮され、前回の決算発表時点での予想を下回った。
JLは下方修正の理由を、国際線、国内線などが景気後退の影響を受けたためと説明。国際線旅客では、燃油サーチャージ額の値下げや円高などにより観光需要が高まったものの、ビジネス需要が企業の出張控えなどで減少。海外発需要も低迷し、単価自体も減少していた。国内線旅客では、個人旅客の単価低迷とともに団体旅客需要も年始以降に伸び悩んだ。一方、営業費用はコスト削減の継続的な活動のほか、コスト構造改革を一部、前倒しして実施。緊急収支改善施策による費用削減効果も発揮され、前回の決算発表時点での予想を下回った。