コンスタンスホテルズ、モルディブのリゾートを正式オープン、日本を重視

  • 2009年2月25日
 コンスタンスホテルズは、同ホテル初となるモルディブの高級リゾート「コンスタンス・ハラヴェリ・リゾート・モルディブ」を4月28日に正式オープンする。同リゾートの総支配人であるスティーブン・フィリップ氏が来日し、同リゾートの魅力や今後の方針を紹介した。

 「ハラヴェリ・リゾート」は、マレー国際空港から水上飛行機で約25分のダイビングで人気なアリ環礁に位置している。空港には同リゾートのラウンジや専任スタッフを配置しており、「空港に到着した途端から、同リゾートのサービスを受けることができる」と高級リゾートならではのサービスをアピール。

 客室は、プライベートプールとガーデン付きのビーチ・ヴィラが20棟、プライベートプールつきの水上ヴィラが57棟、プライベートプールとガーデン付きの2階建てビーチ・ヴィラが8棟、そして今後は700平米の広さを持つプライベートプール付きのプレジデンシャル・ヴィラも追加する予定だ。水上以外のヴィラにも、すべてにプライベートガーデンを設置し、プライバシーの確保に配慮した。また、それぞれの客室が異なる特徴を持っていることから、フィリップ氏は「滞在期間中は2泊水上、2泊ビーチ・ヴィラなどと、客室タイプを変えて滞在するのも一案」と提案した。また、全室にwifiやiMacを設置するなど、IT関連機器も充実しているのが特徴だ。

 同リゾートの施設で注目したいのが、スパ「スパ・ドゥ・コンスタンス」。「モルディブはスパ・デスティネーションとして知られ、スパ目的の宿泊客も多い」との認識で、スパ関連の受賞歴のある人材をスパ・マネージャーとして採用したという。シングルのトリートメントルームを6室、ダブルのトリートメントルームを4室と充実させるほか、ヨガ施設も設置する。その他、バーには世界トップ10にランクインしたことがあるバーテンダーを採用するなど力を入れている。

 日本からモルディブまでのアクセスが良いこともあり、同リゾートでは日本を重要市場のひとつと位置づけている。特に夏季は、日本市場の繁忙期であることから「夏季は日本と韓国からの宿泊客の割合が全体の70から80%になる」と予測。現在の世界的な不況の影響については「そこまで心配していない」と述べ、「高級リゾートとしてサービス面を強化し、付加価値を常に提供していく。それによりファンを増やし、口コミでリゾートの魅力が広がるようになれば」と述べる。

 今後は消費者向け媒体上での広告展開のほか、マリンダイビングフェアやJATA旅行博などイベントへの参加を通し、消費者への露出を高める。そのほか、旅行会社向けの研修旅行の実施も予定している。