リーディングホテルズ、09年は「質」重視−企業団体の取り組みも強化

  • 2009年2月6日
 ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド(LHW)は2009年、450軒以上の加盟ホテルの質の向上を推進する。LHW日本支社長のベティー・オザキ氏は2月5日、日本語ダイレクトリーの発表会で「2009年は大きな変化がある」と強調。この変化はLHWのCEOが代わり、(1)質の向上、(2)顧客満足度の上昇、(3)ブランド価値の向上、(4)収益の拡大のサイクルを構築することを方針に掲げたことによる。この取り組みにより全体の質を向上し、競合する高級ホテルグループに対抗する考えだ。

 この方針に基づいて、すでにホテルの審査基準を厳格化。これにより基準に満たないホテルが出て加盟ホテル数が減少する可能性もあるが、ブランド構築を重視する。日本支社でも、予約やセールスのスタッフのトレーニングを強化。また2月5日には正式に日本語版のウェブサイトを開設。英語サイトと同様、全加盟ホテルの情報を提供するほか、各国の観光地の情報や割引キャンペーンなどの情報も掲載。さらに、ウェブ関連の担当者を採用し、常に加盟ホテルの最新情報を提供できるように体制を整えた。

 このほか、2009年にはMICEの取り組みも強化する。2008年には21件の問い合わせがあったが、2009年はこの2倍以上をめざす方針だ。


▽ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド日本語サイト
(日本の国旗をクリック)
http://www.lhw.com/


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