カンタス航空、レセプションを開催−来年にはオーストラリアに追い風か

  • 2008年12月11日
 カンタス航空(QF)は12月10日、オーストラリア大使館で「感謝の夕べ」を開催した。QF日本支社長の荻野雅史氏は「2009年、2010年にいろいろな変化があると予想され、カンタス・グループでも変化を迎える。昨年3月から大阪に乗入れたジェットスターと2ブランドで日本路線を運航しており、12月18日には東京にも就航する。総合的に市場に対応して販売をするとともに、マーケットに浸透をはかりたい」と挨拶。また、クリスマスの時期にあわせたセールを行っており、荻野氏は「市場への刺激とオフピークの旅客増加につなげたい」と語った。

 駐日オーストラリア大使のマレー・マクレーン氏、オーストラリア政府観光局日本局長の堀和典氏などが挨拶。堀氏は今年の厳しい状況を振り返りつつ、来年にいくつかオーストラリア送客への追い風があると指摘。第1に為替が円高であり、一時期と比べて豪ドルが4割減となり、「ケアンズのデューティーフリーでは品物が無い状態と聞く」と紹介。また、燃油が1月発券分だけでなく、「この状況で行くと4月も下がる」といい、より訪れやすい環境になると強調。そして、来年2月末から上映される「オーストラリア」への期待も示し、特に1月中旬からはじまる宣伝活動で、日本からの旅客増加につながるように期待した。


▽写真左:マレー・マクレーン氏、写真右:堀和典氏